ダイとメイ、時々こてつの思い出。

コーギーとの暮らし、病気のメモ、思い出

リンパ腫の先輩

こてつにはリンパ腫の先輩がいました。

それは私です。


学生の頃、悪性リンパ腫になり、抗がん剤治療を受けました。

再発しても絶対に抗がん剤治療は受けるまい、と思ったくらいしんどかった。

特に赤い悪魔とも呼ばれるアドリアマイシン(ドキソルビシン)は副作用が強烈でした。最後の方は点滴の色を見ただけで吐きそうになりました。


こてつの抗がん剤治療の薬剤一覧を見て、人間とほぼ一緒やん、と思ったのが正直な感想です。

よく考えれば犬等の臨床試験を経て人間に応用しているんですよね。

動物たちに感謝しなければと改めて思います。

人間のリンパ腫は完治率もかなり高くなりました。

でも犬は寛解のみ…。なぜかなぁ…。


犬の場合、副作用は人間程苦しくはないらしい(本当?)。

とはいえ犬も副作用は色々とでます。

最初に抗がん剤使用承諾書にサインもしました。


副作用として多いのは白血球減少、肝機能障害、膀胱炎、そして恐ろしいのがアドリアマイシンの点滴が漏れることによる手足の壊死です。

アドリアマイシンは30分くらいかけて点滴することになるのですが、犬ですから保定していても動くことがある。

その時に液が漏れると漏れた部分が壊死する、という怖い副作用です。抗がん剤は毒なんですよね。


順調に行けば25週間かけて、様々な副作用とも戦いながらリンパ腫治療にあたることになります。


それでも1回目の抗がん剤治療後、こてつの血便はなくなりました。それだけでもまずは大きな一歩でした。


兄ちゃんから薬の匂いがする、ような気がする。

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